1.最新の住宅ローン金利ランキングと6月の動向

1−1 サマリー
- フラット35は前月比で年0.50%の金利上昇
- 固定金利はほぼすべての銀行で過去最大級の上昇
- 変動と固定は過去最大級の金利差を更新
6月は長期金利上昇の影響から各銀行の固定金利は大きく引き上がる結果となりました。特にフラット35は、年0.50%の上昇とひときわ目立つ上げ幅となっています。
これまで運営元の住宅金融支援機構は、長期金利の上昇に対して適用金利の上昇幅を一定程度抑制していましたが、6月は基準となる日本の10年国債利回りの上昇幅を上回る引き上げとなり、これまでの金利抑制策が限界に達したものと推測されます。
この結果、変動金利と固定金利の金利差は過去最大水準にまで拡大しています。6月中には日本銀行による追加利上げ(政策金利の引き上げ)の可能性が取り沙汰されており、変動金利の上昇も懸念されています。しかし、それ以上に固定金利の上昇幅が大きいため、足元では依然として変動金利の人気が継続している状況です。
「変動金利の上昇リスクは気になるけれど、固定金利は高すぎて選びにくい……」と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。 将来の金利上昇リスクを確実に防ぎたい方は、子育て世帯向けの優遇制度や、物件の性能次第で大幅な金利引き下げが利用できる「フラット35」を改めて有力な選択肢として検討してみるのもおすすめです。

続いて、各銀行グループの変動金利の動きを見てみます。下図の通り、6月は大きな動きはなく、先月に続きネット銀行とメガバンクは横並びとなっています。

主要金融機関の適用金利の先月との比較は下記表の通りです。
多くの銀行で固定金利の上昇幅が過去最大級となっています。固定金利を借りるのであれば、早めに借りることをおすすめします。
最近は不動産価格の高騰を受け、長期高額の借り入れの傾向が顕著です。僅かな金利差でも大きな金利総額の差になるため、金利比較・団信比較の重要性がより一層高まっています。
1−2 最新の住宅ローン金利ランキング
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2.今後の金利見通し
2−1 日銀の利上げ見通し
今月最も注目すべきは、6月15日(月)・16日(火)に開催される日銀の金融政策決定会合です。市場では、この会合で追加利上げ(政策金利の引き上げ)が実施される可能性が極めて高いと見られています。
なぜ今月の利上げ可能性が高いのか?
先の4月会合では政策金利(0.75%)が据え置かれたものの、9名の政策委員のうち3名が利上げを求める修正案を出すなど、日銀内部では早期利上げへの圧力が高まっています。 植田総裁も「データ次第で次回以降の追加利上げを排除しない」と明言しており、賃金と物価の好循環が想定通りに進み株価も堅調に推移していることから、ナフサショックの不透明感はあるものの今回の6月会合での利上げ(0.25%の引き上げで1.00%へ)は「秒読み段階」に入ったとの見方が強まっています。
また、今回引き上げが決まれば年内に1.25%まで到達する可能性も十分残されています。
日銀利上げについてより詳しく確認したい方は下記記事もご参照ください。
>>日銀追加利上げで住宅ローンはいつ上がる?2026年の変動金利予想を解説(2026.4.28アップデート)
2−2 国内政治と海外情勢による影響見通し
為替市場では、4月30日に政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入(2024年7月以来)を実施しました。同日、ドル円相場は一時1ドル=160円台後半と1年9ヶ月ぶりの円安水準まで下落していましたが、介入直後は155円台まで急伸しました。 しかし、介入の効果虚しく、再び円安基調に戻っており、日銀に対して利上げによる通貨防衛を求める声は一段と強まっています。
中東情勢に目を向けると、2月28日の米国・イスラエルによるイラン攻撃以降、ホルムズ海峡の通航量は戦争前比で9割超の減少(1日3〜5隻、戦争前は1日60〜140隻)となったまま、5月を通過した現在も原油価格の高止まりが続いています。日本は原油輸入の約9割を中東に依存しているため、この「慢性的な原油高」と「解消されない円安」のダブルパンチが国内の物価上昇圧力を強力に押し上げ、日銀に追加利上げを促す最大の決定打となっています。
以上を踏まえると、今月(6月15・16日)の金融政策決定会合における追加利上げの実施は、もはや「十分あり得るシナリオ」を超え、「極めて確実性の高い路線」へとシフトしたと考えられます。
住宅ローンの観点では、6月の日銀利上げが実施されれば、各銀行は次回の基準金利見直しタイミング(多くは10月、ただし最近は前倒しする銀行も増加)で変動金利を引き上げる公算が大きくなります。固定金利については、すでに長期金利上昇を織り込んで継続上昇していますが、市場の金利上昇圧力は強く続いており6月以降にもう一段の上昇余地があると見ておく必要があります。
2−3 銀行間の競争と住宅ローン金利の短期見通し
① 変動金利の動向:過度な低金利競争はトーンダウンへ
変動金利については、足元で各行の適用金利に目立った大きな変更はなく、依然として低水準での推移が続いています。 しかし、大手銀行に続き、ネット系銀行(SBI新生銀行、イオン銀行、ソニー銀行など)も春先にかけて金利を引き上げるなど、これまでの「低金利シェア争い」からは脱却し、利益重視のスタンスへシフトしつつあります。日銀の追加利上げ観測も相まって、従来のような破格の低金利を仕掛ける動きはトーンダウンしている状況です。
②固定金利の現状:調達コスト急騰で貸出金利上昇へ
一方で、今月(6月)一気に上昇したのが固定金利です。 現在、国内の長期金利上昇に伴い、銀行が固定金利の資金を仕入れるための資金調達コストが急激に跳ね上がっています。
銀行の本音としては、他行にお客さんを取られたくないため、できる限り金利を低く抑えて小出しに引き上げたいところです。しかし、足元の調達コストの上昇幅は銀行の企業努力で吸収できるレベルを超えています。これ以上低金利を維持すれば利益が出ない(逆ザヤになる)リスクがあるため、フラット35をはじめ各行が一斉に固定金利の大幅引き上げに踏み切っています。
③日銀が利上げした場合の変動金利影響スケジュール
もし今月中旬(6月15・16日)の会合で日銀が利上げに踏み切った場合、現在返済中のユーザーへの影響はどうなるでしょうか。
多くの銀行は毎年4月と10月に変動金利(基準金利)の見直しを行うため、仮に6月に利上げがあっても、実際に既存ユーザーの金利が引き上がるのは「10月(反映は翌年1月返済分から)」となるのが一般的です。ただし、最近は利上げに対して前倒しで柔軟に基準金利を変更できるよう、あらかじめ規約を変更する銀行も増えています。日銀の発表直後から、各銀行がどのタイミングで動くか注目が集まるでしょう。
2−4 住宅ローン金利の中長期的な見通し
中長期的な見通しのために、金利上昇の材料と金利下落(抑制)の材料を整理して考えていきます。
金利上昇の最大の材料は、「賃金上昇とインフレ」です。2026年の春闘でも高い水準の満額回答が相次ぎ、大幅な賃上げは3年連続となりました。かつてのデフレ時代とは完全に異なり、「毎年賃金が上がる構造」が日本社会に定着しつつあります。
これに伴いインフレも定着しており、2025年度のインフレ率は日銀が目標に掲げる年2%を大きく超えて推移しました。IMF(国際通貨基金)も「日本は年2%の物価上昇を持続できる可能性が高い」と明言しています。この「賃金と物価の好循環」が続く限り、日銀は政策金利の引き上げを必要に応じて継続していくことになります。
今後の金利の見通しは、以下の2つの相反する力によって決まるでしょう。
①利上げ要因(通貨防衛とインフレ)
4月30日の為替介入によって一時的に持ち直したドル円相場ですが、現在も円安が続いています。さらに原油高も重なり、輸入コスト上昇による「悪い物価高」への懸念は依然として深刻です。物価抑制のため今月の追加利上げが有力視されています。
②利上げの抑制要因(政治的圧力とリフレ派)
一方で、積極財政を掲げる高市政権は、景気へのブレーキとなる急激な利上げには慎重な姿勢を崩していません。日銀内部にもリフレ派の浅田委員らの存在があります。 しかし、日銀内の空気は確実に利上げ容認へと傾いており、政治的な抑止力が効きにくくなっているでしょう。
今後のシナリオ
【メインシナリオ】
政治や景気への配慮から、基本的には「0.25%刻みの緩やかな利上げ」を継続。今月(6月)に1.00%への利上げを行った後も段階的に引き上げを進め、2027年頃に政策金利1.5%を目指すでしょう。
【リスクシナリオ】
防衛ラインである160円超の円安に歯止めがかからない場合、あるいは原油高がさらに深刻化する場合、日銀は政治的な反発を押し切ってでも利上げペースを加速せざるを得ず、政策金利が2%を超える可能性も現実味を帯びてきます。
今後は、万が一このリスクシナリオが現実になったとしても対応できる、余裕を持った家計作り(借り過ぎない・長期分散積立投資での運用)が強く求められます。

3.変動金利と固定金利、どちらを選ぶ?合理的な選び方を解説
金利上昇局面にある中、変動と固定の選び方は下記の表のように考えると整理がつきやすいでしょう。重要な①〜③の3点について、ご自身がどちらに当てはまるのかを整理し、納得いく金利タイプをお選びください。変動金利は低金利ではあるものの、将来の金利上昇リスクがあります。それを心理的、家計的に許容できるかどうかが大きなポイントとなります。
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変動金利 (金利上昇リスクを自分でコントロールできる人向け) |
固定金利 (将来の住居費を確定させ、人生設計を確実にしたい人向け) |
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| 商品の特徴 |
・金利は半年ごとに変動 ・低金利 |
・金利は一定 ・高金利 |
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① メンタル (精神衛生) |
・金利の上下を許容できる | ・金利の上下を許容しづらい |
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② フロー (収入) |
・安定収入・賃上げが見込める (例:士業、会社員、公務員) |
・収入に変動あり (例:自営業、法人役員、歩合) |
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③ ストック (資産形成) |
・資産あり、もしくは今後の増加が見込める ・値上がりが期待できる物件を保有予定 |
・資産が十分でない、もしくは貯蓄や運用が難しい ・値上がりが期待しづらい物件を保有予定 |
なお、安心感を求める固定金利に対し、「変動金利のほうが有利である」と考える方も多くいます。その理由は
- 住宅ローンは最初の10年を低金利で通過すべき
- 固定金利が有利になるには「5回以上の利上げ」が必要
の2点に集約されます。それぞれ解説していきます。
3−1 住宅ローンは最初の10年を低金利で通過すべき
まず1つ目に、住宅ローンは返済の初期、特に最初の10年の金利負担が大きいことが挙げられます。
住宅ローンは通常「元利均等返済」方式で返済します。これは元本が多く残っている返済初期ほど金利返済の割合を高めることで毎月の返済額を一定にし、住宅ローン利用者が返済しやすくするというものです。
裏を返すと、残高が多く残っている返済の初期ほどより多くの利息を支払うことになり、返済期間が35年の場合、金利総額の半分近い金額を最初の約10年で支払うことになります。

例えば【元本が3,500万円、35年払い、金利が1.0%(元利均等返済)】の場合、毎月の返済額は98,799円です。そのうち初回の返済では利息が29,166円ですが、ちょうど10年後にあたる120回目では21,911*、最終回ではわずか82円にまで減ります。
そして、35年間で支払う利息総額が約650万円であるのに対し、最初の10年間で支払う利息は約307万円と、全体の半分近く(約47%)を占めています。
住宅ローンは文字通りローンなので利息をつけて返済することになりますが、利用者からすれば支払う利息は少ない方が良いでしょう。となると、より利息の総額を抑えるためには最初の10年に少しでも低金利のローンを使うことが肝心であり、低金利で提供されている変動金利が理にかなっているとも言えます。
3−2 固定が有利になるには9回以上の利上げが必要
以下は、2026年6月時点での変動金利と固定金利の金利差です。変動・固定の金利差は年2.13%となっています。ですので、「変動金利が年2.13%以上上昇し、それが35年間続くのであれば固定金利を使う方が有利」ということになります。

通常、中央銀行による政策金利の引き上げは0.25%ずつのため、2.13%の金利差を埋めるには残り9回の追加利上げが必要という計算になります(「0.25%×9 = 2.15%」)。変動金利の上昇とともに固定金利も上昇を続けているため、新しく住宅ローンを借入する場合の金利差は大きく変わらない状態が続いていましたが、固定金利上昇の影響から先月より年0.5%拡大となっています。
今後の利上げシナリオですが、2章でお伝えしたメインシナリオの1.5%がターミナルレート(利上げの最終到達水準)となるのであれば変動金利が有利となります。一方でリスクシナリオになる場合は固定金利が有利となる可能性も否定できないため、判断が分かれるところです。
3−3 金利上昇が緩やかであれば変動金利が有利。一方で金利上昇が心配なら固定金利もアリ
最後に、変動と固定でどのように返済額が変わるのかをご紹介します。
今後の金利上昇がない場合、変動と固定の金利差(年2.13%)は毎月の返済額で約3.8万円、総返済額では約1,615万円もの差となります(借入額3,500万円、35年返済の前提)。
この総返済額の差が、今後の金利上昇リスク回避の「保険料」として妥当とみなせるのであれば、固定金利が良いでしょう。一方、1,600万円以上も多く返済して金利上昇リスクをヘッジする理由は乏しいと考えるのであれば、変動金利を選ぶことに合理性があるとも言えます。今後の金利上昇リスクや、心理面および家計面での余力を踏まえての総合判断となります。
なお、変動金利を借りる場合、「住宅ローンを借りすぎない+資産運用」の2点セットが極めて重要と考えています。無理のない借り入れ額を変動金利で借りて、固定金利を借りる場合と比べて返済に余裕が出る分は、NISAやiDecoなどを活用し資産形成に取り組むと良いでしょう。インフレが進むことで金利が上がることを説明しましたが、インフレが進むことで一般的には株価も上がっていく可能性が十分考えられます。変動金利で毎月の支払額を軽減した分を株式運用で毎月積み立てていけば、万が一想定以上に金利が上昇した場合でも株価の上昇によりカバーできる可能性があります。長期的に見ても株価は上昇傾向にあるため、一度検討してみるのがよいでしょう。
※投資は自己責任となります。将来、株価が上がり続けることをお約束する内容ではありません。株価には常に下落リスクがあることを踏まえた上でご自身でご判断されるよう、お願いします。

参照元:Yahoo!ファイナンス(2026/5/29 15:00時点)
4.住宅ローンを選ぶポイントを解説!
住宅ローンを借入するときに考慮すべき代表的なポイントは次の5つになります。
- 金利
- 団信保障の充実度
- 借入額と自己資金
- 返済期間
それぞれのポイント別に詳しく解説していきます。
4−1 金利
当然ではありますが、住宅ローン金利は低ければ低いほどいいです。例えば、4,000万円を35年払いとした場合、金利が年1.0%の場合は総返済額4,742万円に対し、金利が年1.1%の場合は総返済額は4,820万円と78万円も高くなります。借入可能額や団信のラインナップなど検討すべきポイントは他にもありますが、可能な限り低い金利の住宅ローンを選択してください。
4−2 団信保障の充実度
銀行によって、加入できる疾病保障付きの団信種類は異なります。絶対に入りたい疾病保障があれば、提供している銀行に絞って探すこととなります。さらに銀行ごとにオプションで入る疾病保障付き団信の上乗せ金利は異なります。同じがん保障付き団信でも無料で加入できる銀行もあれば、年0.1〜0.2%の上乗せが必要な銀行があります。それぞれベースとなる金利が異なるため、最終的にどこの銀行が一番低くなるか注意する必要があります。
また、表面金利は少し高くても疾病保障付きの場合の価値も含めると実質的には、低い金利と判断できる銀行もあります。モゲチェックでは、疾病保障付き団信の保障の充実度も含めた金利換算価値を計算し、実質的に低い金利順でのご紹介もしていますのでぜひ参考にしてみてください。
モゲチェックの団信保障の価値も考慮したランキングはこちら(おすすめタブ)
4−3 借入額と自己資金
住宅購入時には頭金を用意して、借入額を抑えるべき!と思っている方が多いのではないでしょうか。しかし、住宅ローンは頭金は入れずにできるだけ多く借りることをまず検討しましょう。その理由は住宅ローンは「借り得」だからです。住宅ローンは「低金利」で「長期間の返済」ができて、「住宅ローン控除」が使えて、「団信」という保険までついている他にはないユーザーメリットの大きい金融商品です。無計画に借りすぎることはよくありませんが、頭金をあえて出さずに借りられるだけ借りておくことは賢い選択です。
4−4 返済期間
できるだけ早く返したい!という人も多いとは思いますが、住宅ローンの返済期間は可能な限り長く設定することをおすすめします。返済期間を長く設定すると総返済額が大きくなりますが、将来返済に余裕が出てきて借り入れしておく必要がなくなればいつでも繰上返済をすることで短くできます。反対に将来想定外の出費が増え、毎月の支払額を抑えるために返済期間を伸ばそうと考えても金融機関は簡単には受け付けてくれません。仮にできたとしても、返済途中に返済期間を長くする行為は与信を悪化させ、その後新しくローンを組もうとした場合に借りづらくなる恐れがあります。
また、住宅ローンは他のローンと比較すると圧倒的に低い金利で団信という保険までついているので好条件の借入です。ローリスクの運用を選択しても住宅ローンの繰上返済を行うより高い効率で利回りを確保することも可能なので検討してみてください。
最近は50年ローンも登場しています。わずか年0.1%の上乗せ金利で利用できる金融機関も多いため、ご検討されてみてはいかがでしょうか?
5.自分の住宅ローンはどうすればいい?タイプ別対処法!
これから住宅ローンを組む予定の方、住宅ローンをすでに利用中の方向けについて、それぞれのタイプ別にアドバイスをまとめましたので、ご自身の状況と照らし合わせて参考にしてください。
5−1 これから住宅ローンを組む方
①変動金利の申込みを検討している場合
変動金利を借りる場合は、ローンの借りすぎには注意が必要です。借りすぎかどうかは借入額を年収で割った「年収倍率」でチェックしてみましょう。35年ローンのときは年収倍率は最大でも7倍以内、できれば家計に余裕を持つためにも5倍以内に収めると良いでしょう。50年ローンのときは最大で10倍以内、余裕を持つためには7倍以内に収めると良いでしょう。

②固定金利の申込みを検討している場合
モゲチェックでは今後も固定金利が上昇する可能性があると考えています。故に借りるのであれば早めがいいと考えています。固定金利は毎月各銀行が当月の実行金利を見直しているため、実行月の金利水準をチェックすることも重要です。
モゲチェックの住宅ローン固定金利ランキングにて返済額や今月の金利水準をチェックしてみてください。
また、20年固定の金利よりも全期間固定金利のほうが低いケースもあるため各金融機関ごとの水準をよく見比べてみてください。
10年以下の固定金利は低く設定されているものの、特約期間終了後の金利が高くなることもあり、注意が必要です。もし借りるのであれば、10年後の特約期間終了後に借り換えを検討することをオススメします。
5−2 すでに住宅ローンを借りている方
①変動金利を利用中の場合
現在利用中の変動金利が年1.2%以上の方は、総返済額を大きく削減できる可能性があるので、住宅ローンの借り換えを検討してみてください。
②固定金利を利用中の場合
固定特約期間中であれば、その期間中は適用金利が変わりません。ただし、固定特約期間の終了時に固定金利を再選択すると従来よりも高い金利が適用され、返済額が上昇する可能性があります。借り換えを検討したほうが良いでしょう。
全期間固定金利を利用中の方は、完済まで今と同じ金額での返済が続くことになりますが、固定からさらに低い固定への借り換えによって返済額を節約できる可能性があるため、まずは現在の金利相場を確認されることをオススメします。
6.住宅ローン金利の種類

住宅ローンの金利タイプは、大きく分けて「変動型」「固定特約型」「全期間固定型」の3種類があります。いずれも「基準金利 - 引き下げ幅(優遇幅) = 適用金利」のルールで実際に適用される金利が決まる点は共通していますが、一般的には「変動→固定特約型→全期間固定型」の順で金利水準が低く、返済期間中に金利や返済額が変わる可能性もこの順番で高くなっているなど、それぞれ異なる特徴を持っています。それぞれの違いを見ていきましょう。
6−1 変動型

住宅ローンの最もベーシックな金利タイプが変動金利です。多くの銀行は短期プライムレート(短プラ)と呼ばれる指標を基準に、4月と10月の年2回変動金利を見直しています。4月の見直しによって7月から12月までの6ヶ月間、10月の見直しによって翌年1月から6月までの6ヶ月間の金利が決まるのが一般的です。
特徴としては金利が変わるリスクがある分、固定金利に比べて金利が低く設定されていること、また、近年は銀行間の顧客獲得競争が変動金利中心に行われてきたことで、これまで低金利で推移してきたということが挙げられます。
もし変動金利が上昇した場合は毎月の返済額が高くなりますが、返済額の急な変化や上昇を抑える「5年ルール」や「125%ルール」といったルールを設定している銀行も多く、変動金利ならではの激変緩和措置があるのもユニークな点です。
変動金利のベースとなっている短プラは景気や日銀の金融政策に左右されます。景気変動に沿って上下することはありえるものの、少子高齢化など日本を取り巻く状況を踏まえると、モゲチェックとしては中長期的に見れば低金利が続く可能性は高いと考えています。
6−2 変動型が向いている人は?
- 余裕を持って返済できる人
家計に余裕を持った住宅ローン返済ができるのであれば、多少金利・返済額が上がっても大きな負担増にはならないので、低金利が提供されている変動金利がオススメです。余裕を持てているかどうかは「年収倍率」でチェックしましょう。年収倍率とは借入額を年収で割った値のことで、家計に余裕を持ちたい場合は5倍以内、最大でも7倍以内に収めるのがベターです。
- 金利や景気情勢をチェックできる人
住宅ローン金利やそれに影響する日銀や景気動向を自らチェックでき、状況に合わせた判断ができるという方も変動金利に向いているでしょう。モゲチェックでも金利動向を毎月更新しているので、適宜チェックしてみてください。
- 返済期間が短い人
住宅ローンの返済期間は基本的に最長35年ですが、住み替え予定など、より短い期間で利用する人も変動金利に向いていると言えるでしょう。返済期間が短ければ、変動金利が多少上がっても利息負担はさほど増えずに済むでしょう。
6−3 固定特約型

固定特約型とは、3年固定や10年固定、20年固定といったように一定期間の金利を固定するタイプです。銀行によっては2年固定や5年固定、15年固定など様々な期間が存在しています。
固定特約型では原則固定期間が終わったら変動金利に移行しますが、通常は銀行から通知が届き、再度固定特約を選ぶことも可能です。
ただし、選び直した後の金利は最初の金利よりも高くなることが多い点には注意が必要です。例えば最初の5年固定が1.0%で6年目に再度5年固定を選び直したとしても、1.5%など当初よりも高めの金利になることが多いでしょう。
これは基準金利から差し引く「引き下げ幅(優遇幅)」によるものです。選び直す際の基準金利からローン契約時点で決まる引き下げ幅を差し引いても当初の金利にまで低くならないことが多いので、最初に固定特約型でローン契約する前に引き下げ幅を確認しておくと良いでしょう。
6−4 固定特約型が向いている人は?
- 一定期間は返済額が増えると困る人
例えば子どもの教育費が向こう10年はかかることが確定しているなど、生活設計の中で返済額が増加すると困るという方は固定特約型が選択肢に入るでしょう。
- 当初固定期間の終了後の返済計画も立てられる人
最初の固定期間終了後、変動型・固定型どちらを選んでも金利が上がることが多いのが固定特約型の実情です。固定特約型を選ぶ場合は、金利が上がることも見越したシミュレーションをあらかじめ行い、余裕資金を蓄える計画性が必要になるでしょう。
6−5 全期間固定型

全期間固定型とは住宅ローンの借り入れ時点で完済までの金利・返済額が決まっている金利タイプで、住宅金融支援機構という公的機関が提供している「フラット35」がその代表格です。
フラット35は様々な銀行が取り扱っていますが、銀行独自の全期間固定型商品を提供しているケースも多々あります。
全期間固定型は固定特約型よりも金利水準が高いことが一般的ですが、全期間固定型には一定の人気があることから、銀行によっては固定特約型よりも低金利で提供しているケースもあります。
6−6 全期間固定型が向いている人は?
- 金利が変動する可能性をゼロにしたい人
変動型や固定特約型のように返済期間中に適用金利が変わる可能性を排除したいという方には全期間固定型が良いでしょう。ただし金利水準が高いため、毎月返済額や利息総額が高くなる点に注意が必要です。
- フラット35以外のローンを借りられない人
転職したばかり、または自営業や法人役員で収入が安定していないなどの理由で民間銀行の住宅ローンを利用できず、やむなくフラット35を利用するというケースもあるでしょう。フラット35は借入上限が12,000万円とやや低めであることや、物件そのものに対する基準が比較的厳しいなど、民間銀行とは異なる特徴を持っている点には注意が必要です。
6−7 その他(ミックス型・上限金利付き変動型)
その他にも、ミックス型や段階型、上限金利付きの変動型といったタイプも存在します。
ミックス型は、上述した変動型・固定特約型・全期間固定型を2タイプ以上に借入額を分けて利用する方法です。それぞれのメリットとデメリットを半々ずつにすることができるので、金利タイプを決めかねている方におすすめです。将来の金利予測が難しいことで金利タイプの選択を悩んでいると思いますが、ミックス型は将来金利が大幅に上がっていれば変動型から繰上返済を進め、金利が変わっていなければ固定金利型から繰上返済を進めることができるため柔軟な対応が可能となります。
上限金利付き変動型とは、変動金利でありながらも上限が設定されているタイプです。ただし変動金利には5年ルールや125%ルールが存在している点や、扱っている銀行も非常に少なく、一部の労働金庫やJAなどに限られているため有用性はやや落ちてしまいます。
7.参考情報
7−1 主要銀行住宅ローン金利の前月比較
変動(ネット系)
| 金融機関 | ローン名 | 2026年5月 | 2026年6月 | 差 |
| ソニー銀行 | 変動セレクト住宅ローン | 年1.347% | 年1.347% | - |
| 楽天銀行 |
住宅ローン (金利選択型 変動金利) |
年1.333% | 年1.295% | -0.038% |
| 住信SBIネット銀行 |
WEB申込コース (通期引下げプラン) |
年0.950% | 年0.950% | - |
| auじぶん銀行 |
住宅ローン (変動金利/全期間引下げプラン) |
年1.080% | 年1.080% | - |
| イオン銀行 | 住宅ローン金利プラン(定率型) | 年1.130% | 年1.130% | - |
| PayPay銀行 | 住宅ローン(全期間引下型) | 年0.980% | 年0.980% | - |
| SBI新生銀行 |
パワースマート住宅ローン (変動金利(半年型)/手数料定率型) |
年0.990% | 年0.990% | - |
| 平均 | - | 年1.116% | 年1.110% | -0.005% |
変動(メガ)
| 金融機関 | ローン名 | 2026年5月 | 2026年6月 | 差 |
| みずほ銀行 |
住宅ローン (ローン取扱手数料型) |
年1.025% | 年1.025% | - |
| 三菱UFJ銀行 |
住宅ローン (ずーっと一律優遇コース) |
年0.945% | 年0.945% | - |
| 三井住友銀行 |
住宅ローン (最後までずーっと金利引き下げ) |
年1.275% | 年1.275% | - |
| 平均 | - | 年1.082% | 年1.082% | - |
変動(地銀)
| 金融機関 | ローン名 | 2026年5月 | 2026年6月 | 差 |
| 北海道銀行 |
道銀住宅ローン 変動金利バリュープラン |
年1.825% | 年1.825% | - |
| 七十七銀行 | 77住宅ローン | 年1.175% | 年1.175% | - |
| 常陽銀行 |
常陽住宅ローン ずっとうれしい金利引下げ(全期間重視プラン) |
年1.325% | 年1.325% | - |
| 千葉銀行 |
ちばぎん “選べる住宅ローンベストチョイス21” 「新築・新規購入コース」 |
年1.225% | 年1.225% | - |
| 横浜銀行 | 融資手数料型金利プラン | 年0.945% | 年0.945% | - |
| 八十二銀行 | 変動金利型 | 年1.250% | 年1.250% | - |
| 静岡銀行 | カスタムFLEX | 年1.150% | 年1.150% | - |
| 京都銀行 | 京銀住宅ローン | 年1.225% | 年1.225% | - |
| 山口銀行 | YGC住宅ローン | 年1.025% | 年1.025% | - |
| 福岡銀行 | プレミアム住宅ローン | 年1.125% | 年1.125% | - |
| 平均 | - | 年1.227% | 年1.227% | - |
10年固定(メガ)
| 金融機関 | ローン名 | 2026年5月 | 2026年6月 | 差 |
| みずほ銀行 |
住宅ローン (ローン取扱手数料型) |
年2.950% | 年3.250% | +0.300% |
| 三菱UFJ銀行 | 最初に大きな優遇コース | 年3.150% | 年3.270% | +0.120% |
| 三井住友銀行 |
住宅ローン (最後までずーっと金利引き下げ) |
年4.000% | 年4.250% | +0.250% |
| 平均 | - | 年3.367% | 年3.590% | +0.223% |
フラット35
| 金融機関 | ローン名 | 2026年5月 | 2026年6月 | 差 |
| 楽天銀行 | フラット35 | 年2.710% | 年3.210% | +0.500% |
※ フラット35は買取型/融資比率9割以下/団信加入/借入期間21〜35年の場合の金利を表示
※ 新規借り入れを対象に集計
7−2 参考:主な団信の種類と概要

団信は大きく分けて、一般団信、ワイド団信、疾病団信の3種類があります。
ワイド団信は保障内容が一般団信と同じですが、加入条件が緩和されています。他の団信の審査に落ちてしまった場合でも加入できる可能性があります。
疾病団信は大きく分けて、がん保障、3大疾病保障、8大疾病保障、11疾病保障、全疾病保障の5種類があります。
上図の通り、がんと診断されただけで保険金が下りるがん保障は、全疾病保障には含まれていません。
また、「急性心筋梗塞や脳卒中と診断され手術を受けたり、60日以上所定の状態になった場合に保険金が下りる保障」は3大疾病保障及び8大疾病保障には含まれていますが、11疾病保障や全疾病保障には含まれていません。
このように、疾病保障付き団信の構成は複雑なので、保障対象を細かく分けて考えて、どのような場合に保険金で住宅ローンが完済されるのかしっかり確認する必要があります。また、団信には無料で付いているものと金利上乗せされるものがありますので、団信を利用する場合に金利がどうなるかも確認する必要があります。
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パワースマート住宅ローン(変動金利(半年型))・全疾病保障年0.990%
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SBIマネープラザ(住信SBIネット銀行)
住宅ローン(対面相談コース/通期引下げプラン/自己資金20%以上)変動金利・3大疾病保障50%年0.950%
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いかがでしたか?
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住宅ローン審査、ここがポイント!
通らない理由や対策を解説
住宅ローンの審査は仮審査(事前審査)→本審査の流れで進みます。仮審査と本審査は目的が異なり、仮審査は「その人に融資が可能かどうか」、そして物件の売買契約後に行う本審査では「本当に融資をしていいか」の観点での審査になります。
仮審査では審査の受付基準に合致しているかどうかや本人の返済能力、個人信用情報などが比較的簡易にチェックされます。本審査ではたくさんの書類のチェックや物件の担保価値の精査など、多岐にわたる項目を仮審査よりも厳密に審査されます。
本審査も通過したら金融機関とローン契約し、住宅の決済を行うことになります。

| 審査にかかる期間
仮審査は即日〜1週間程度、本審査は2〜3週間程度を要します。住宅購入時はなにかと慌ただしくなるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
| 仮審査のポイント
仮審査では大きく3つ、「本人の属性情報」「返済能力」「個人信用情報」がチェックされます。細かく見ていきましょう。
・「本人の属性情報」
申込時の年齢や完済時の年齢、年収や雇用形態、勤続年数など、金融機関が個別に定めている受付基準に合致しているかが審査されます。「正規雇用であること」「勤続1年以上であること」「年収は300万円以上」など細かな条件が金融機関ごとに定められており、それらに合致している必要があります。具体的な基準は非公表のケースが多いものの、「◯◯銀行 商品概要」と検索するとある程度は銀行公式サイトで確認できます。
・「返済能力」
収入に対して借り入れ額が過大でないかが審査されます。代表的な指標として年収に占める年間返済額の割合である「返済比率」があります。住宅ローンの年間返済額の計算には実際の金利ではなく、審査上のみ使われる「審査金利」が使われます。金融機関によって異なるものの、概ね3%前後という高めの審査金利でストレスをかけて計算されます。また、年間返済額には住宅ローンだけでなく自動車ローンやカードローンなどの借り入れの返済も考慮されます。
返済比率の上限は多くの金融機関が非公表ですが、目安は30%〜35%です。フラット35の場合は年収400万円未満なら30%、400万円以上なら35%と公表されています。
・「個人信用情報」
個人信用情報とはクレジットカードの支払いなどの履歴情報です。過去に延滞などのネガティブな履歴があると、住宅ローン審査にはマイナスに作用します。
| 本審査のポイント
本審査では様々な資料の提出のうえ、「仮審査の申告内容との相違がないか」「担保評価」が主に審査されます。
・「仮審査の申告内容との相違がないか」
仮審査で申告した年収と源泉徴収票の金額が違っていないか、借り入れがある場合はその内容が仮審査の申告内容と違っていないかなど、仮審査で金融機関に申告した内容との整合性がチェックされます。
・「担保評価」
住宅ローンで物件を購入すると、通常は金融機関によって「抵当権」が設定されます。抵当権とはいわば担保のことであり、申込人が住宅ローンの返済ができなくなったとき、その物件を売却して融資金の回収に充てるためです。そのため、購入しようとする物件の価値が借り入れ額に対して著しく低くないかをチェックされます。また物件そのもののスペック、例えば耐震基準や適法物件かどうかなども、金融機関の定める基準と照らし合わせられています。
| よくある本審査落ちのパターンやNG行為
・仮審査の申告内容と異なる点があった
仮審査と本審査で申告内容に相違があると落ちる確率が高まります。例えば仮審査で申告した年収と提出した源泉徴収票の年収が違えば、返済能力の計算が狂うことになります。
・別の借り入れを行う
住宅ローンの審査中に別の借り入れを行うと返済比率に悪影響が出ます。ローンという名称ではありませんがクレジットカードのリボ払いも借り入れと同じ扱いです。気軽な買い物が原因で住宅ローン審査に落ちる可能性もあるため注意が必要です。また、審査期間中はローンの延滞にも普段以上に注意しましょう。
・転職や退職
審査中に転職すると通過は難しくなります。金融機関は現在の勤務先で長く働き続けることを前提に住宅ローンの返済能力を見繕っているため、その前提が崩れるのです。さらに勤続年数の基準を満たせなくなる可能性が高くなります。
・健康上の問題で団信に加入できない
『団体信用生命保険(団信)』へ加入できず、住宅ローンを利用できないケースもあります。団信とは契約者が死亡したり高度障害に陥ったりした際、ローン残高を肩代わりしてくれる保険です。
生命保険のため、加入するためには過去3年ほどの病歴や治療歴などを告知しなければなりません。そのため健康状態によっては、団信の審査に通過できない場合があります。一般的な住宅ローンは団信への加入が必須とされているため、加入できなければ契約できません。
| 審査に通りやすくなるコツ・対策
・頭金(自己資金)を多めに入れて借入金額を下げる
自己資金を多めに確保して借入金額を引き下げることで審査に通りやすくなります。多くの自己資金を貯蓄できる人と言えるため、金融機関からの信頼を得やすいでしょう。
借り入れ額が少なくて済むため返済負担も軽減され、返済比率を引き下げることもできます。金融機関によっては自己資金の割合に応じて優遇金利を適用してもらえる点もメリットです。
・借り入れがある場合はなるべく返済しておく
自動車ローンやカードローンなどの借り入れがある場合は、なるべく繰り上げ返済をして残高を減らしておくことも大切です。返済比率を引き下げる要因になるため、審査に通りやすくなります。
・ペアローンや連帯債務、収入合算を検討する
配偶者に収入がある場合は、ペアローンや連帯債務、収入合算により審査を通りやすくすることができます。例えば年収が夫500万円・妻500万円の夫婦が5,000万円の住宅ローンを組む場合、夫1名の債務者だけでは年収倍率(年収に対する借り入れ額)は10倍と非常に高いですが、ペアローンや連帯債務で夫婦2名とも債務者になれば、年収倍率は5倍まで下がります。一般的には、年収倍率は高くても7倍以内であれば審査に通りやすくなります。
収入合算とは夫婦の片方が債務者、もう片方は連帯保証人となる方法です。こちらも連帯保証人分の年収を一定程度加味した審査を受けられるので、単独で組むよりは有利です。
| 本審査は複数の金融機関へ申し込もう
住宅ローンの本審査への申し込みは、複数の金融機関で並行することが可能です。万が一審査に落ちたり減額承認されたりしたときに備え、複数の金融機関へ申し込んでおくとよいでしょう。複数の金融機関で本審査承認を得られたら、最も希望に近い条件のプランで契約に進めばOKです。
審査通過後であっても契約に進んでいなければキャンセルできるため、契約を決めたローン以外はキャンセルしましょう。その後は金融機関と金銭消費貸借契約を締結し、融資実行日を待つだけです。
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